【特別取材】大阪市立中央図書館に行ってきました (前編)

こんにちは。所長です。

 

今日は研究所の外に出て、大阪市立中央図書館に来ています。

突撃インタビュー第1回目の今回は、『』を専門にお仕事をされている公立の図書館の「司書」の方に『幼児教育と絵本』について、詳しいお話しをお伺いしてきたいと思っております。

(※「司書」 公共の図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員の方のことです。)

幼児教育では、親子で『絵本』を読むことがすごく効果的なので、このサイトの記事でも常にオススメ絵本を紹介したりして、読書は当研究所でも力を入れている分野であり、どんな話しが聞けるのか非常に楽しみです。

それでは、さっそく図書館の中に入ります。

 

 

広い・・・地下1階から3階までのフロアにあらゆるジャンルの本がこの館内に30万冊ビッシリ納められているということで、本好きの所長としては期待が高まりマス。

今回、対応していただいたのは図書館の利用サービス担当係長さんです。よろしくお願いします!


↑ 名刺交換する所長

『はじめまして。わたくし、天才児研究所 所長の前田と申します。』

本日は、お忙しい中、ありがとうございます。

こちらの図書館では、どれくらい本があり、子ども用絵本は何冊あるのですか?

ホームページに書いてありますが、中央図書館の子ども向けの絵本だけで約12万8000冊です。

中央図書館全体で約218万冊、子供用の本が約28万5000冊。その中で絵本が約12万8000冊です。

本が多すぎて、わからなくなりませんか?

この図書館では日本十進分類法をもとにして工夫して分けているんですよ。

日本十進分類法?棚の分け方にルールがあるのですか?

本屋さんには本屋さんの棚の分け方があるのですが、図書館はたいてい日本十進分類法でわけています。

10で分けるというとなると、0番から9番ですか?

そうです。分け方が0から9の分野で10種類にわかれています。

9は文学、8は語学、7には芸術やスポーツなどが混ざっていて一般の人にはわかりにくかったりするのですけど。

こちらでおかれている子ども用の絵本は、どうやって選ばれているのですか?

まずは契約している書店があります。

大阪市の図書館なので大阪市の規則により入札で決めています。

その書店から新刊の見本を持って来てもらい、担当の職員がチームを組んでいて、そのメンバー内で購入するものを検討しています。

わたしたちの希望としては新刊全部を持ってきてほしいところなのですが、出版点数があまりにも多く、書店さんとしてもさすがに全部は無理なのです。

持って来てもらえない絵本は、新刊情報、リスト、ネットで補足して調べていますね。

新刊を次々と補充していたら、本が増えすぎて置き場所に困ると思うのですが。

増えすぎた本は処分しているのですか?

同じ本が何冊もあるときは処分することもあります。

ただ、大阪市内に図書館は24館あり、この大阪市立中央図書館が一番大きいのです。

書庫も大きく、たくさん保管できます。

それでもだいぶ埋まってきていますが。

本は最低1冊は残すようにしています。

子ども向けの定番の本は、手に取ってもらいやすいように2~3冊おいています。

本当はもっと本を揃えたいのですが、予算の都合でなかなか思うようには買えないのが現状ですけどね。

結構ありがちだと思うのですが、もし、図書館で借りた本を、汚したり破いたりしてしまったら、どうしたらよいですか?

汚れたり、破れたりした場合はまずそのままで持って来てほしいです。

なぜかというと、破いてしまった時、どうしようかと思ってセロハンテープで直される方がとても多いんです。

でも、それは図書館では厳禁なんです。

セロハンテープは劣化するとベタベタし、それが過ぎるとペラっとはがれて、茶色のシミになってしまいます。

図書館の本は、本を傷めないように「修理用の専用テープ」もしくは木工用ボンドを修理に使います。

なので「申し訳ない」「修理しよう」というお気持ちはすごく伝わるんですが、修理はせずに、そのまま図書館に持ってきてください。

ただ、どうしても元通りに修理ができない場合は弁償していただく場合もあります。

自分で絵本を買わずに図書館の本を借りるだけで十分だと思いますか?

図書館としての公式見解はありませんので、個人的な意見になりますが、子ども向けの本に関して言いますと、図書館の本を読んだり、読み聞かせしたりして、たくさんのいろんな本と触れ合っていただく。

そしてその子がその中ですごく気に入った本、例えば「この本が大好きで図書館で3回も借りている」「すごく気に入って手から離さない」など、これが大好きという本がわかったら、それを買ってあげていただきたいです。

大人としては「この本を買ったから、読んでくれないと元が取れない。」などと購入後のコストパフォーマンス、ようするに元を取ろうと考えて無理やり子どもに読ませようとしがちですが、子どもは気に入ったら何回でも読みますし、飽きません。

図書館にはいろんな分野の本があります。

いろんな分野の本と出会ってほしいので、本の出会いの場として図書館を利用していただきたいです。

そして、その中でこれ!って思った本を買ってあげてください。

子どもが本を好きになるコツはありますか?

コツというのは…。悩ましい質問ですね。

ちなみに図書館の職員さんは皆さん本好きですよね。

そうですね。

本嫌いはいないです。

大抵好きですね。

ですが、私を含め、職員にも子どもがいますが、子どもが本が好きかと言われるとそうとは限らないですね。

子どもそれぞれキャラクターがあり、本好きの親だから、子どもも本好きかと言われると必ずしもそうではないです。

なので、コツと言われるとわからないですね。

けれども、子どもが小さい頃に本を読んでもらったら、本に対するイメージは悪くならないんじゃないかと思います。

知らないものだととっつきにくいこともありますよね。

あと、あまりいいものじゃないというイメージが刷り込まれると、本を読みたいと思わなくなってしまい、本を好きになるのにハードルが上がってしまいます。

本というものが当たり前に身近にあると、好きになるステップが上がります。

コツと言われるとわからないけれど、まわりの大人が読んであげないと、子どもが本に触れ合う機会がないのでぜひ読んであげてほしいです。

ただ、嫌そうに義務やからと読んでいると、嫌な感じも伝わってしまうので、読むほうも楽しんでいただきたいですね。

お父さんお母さんが楽しんで読み聞かせをしていると、その楽しい雰囲気が子どもにも伝わります。

だからといって子どもが必ず本好きになるとはかぎらないんですけどね(笑)

(後編に続く)