親子でお風呂を楽しもう!後編

【子どもの発熱時のお風呂はどうする】

ただ、お風呂に入るという行為は思っている以上に体力を使います。

発熱時体力を消耗しているので、お風呂に入ってさら体力を使うと病気の治りを遅くする可能性があります。

そこで、子どもが発熱した時は以下のポイントを確認して、お風呂に入れるか入れないかを判断してください。

元気があるか。

いつもと比べて、子どもの活動量が変化しているかをチェックしてみましょう。

日中の様子をみて、少し熱があっても元気に動けているようであれば大丈夫。

でも、顔色が悪く、グッタリしているときは無理にお風呂に入れない方がいいですね。

●高熱がでているか

子どもは平熱が37℃を超える子もいるので、発熱の基準は37.5℃以上と言われています。

37~38℃の範囲であれば微熱扱いなので、様子を見ながらお風呂に入れるかのか判断をしましょう。

機嫌がよくて、元気もあり、食欲も落ちていないようなら問題ありません。

ただし、38℃を超える高熱であれば、湯冷めをして体調が悪化する危険があるため、元気があるように見えてもお風呂は控えておくほうがよいでしょう。

熱が下がっていても、解熱剤を使っていたときには、実際は一時的に下がっているだけで、夜間に熱が急に上がってしまうこともあります。

解熱剤を使って6時間以内はお風呂に入らないようにしましょう。

●湿疹や外傷

微熱に加えて体に湿疹やおでき、外傷がある場合は一番にお風呂に入れてあげてください。

傷口から雑菌が入り込まないようにするためにも、きれいなお湯で入りましょう。

一番風呂が難しい時は、強くこすらないように気をつけながら、石鹸やボディソープで泡立てて、さっとシャワーだけにしてお湯に浸からないのがおすすめです。

●脱衣所の温度を上げる

発熱時のお風呂で一番避けたいことは湯冷めです。

お風呂に入る時に素肌が外気にふれると、肌の表面から体温が奪われます。

特にお風呂上りは、体に付いた水分が気化して体温を奪うため湯冷めしやすい状態です。

気温が低い時はお風呂に入る少し前から脱衣所をストーブやファンヒーターなどで暖めておきましょう。

●ぬるめのお風呂かシャワーで

熱過ぎるお風呂に入ると、体温も一緒に上がってしまいます。

熱で体がほてっているときに熱いお風呂に入るのは子どもにとっては辛いので、37~38℃のぬるいお風呂にいれてあげましょう。

お風呂に入れるのが心配であれば、シャワーで汗を流すだけにしてください。

●髪は念入りに乾かす

お風呂に入ったらいつもより髪は念入りに乾かしてあげましょう。

髪が半乾きでぶり返すというのは大人でもよくあることです。

タオルでしっかり水分を取った後、ドライヤーも使って十分に乾かしてあげましょう。

●すぐには寝かさない

お風呂からあがったらすぐには寝かせてあげたいところですよね。

でも、体がポカポカした状態ですぐに寝ると布団の中で汗をたくさんかいてしまい、かえって体が冷えて熱があがることも。

お風呂上りは水分補給をさせて、暖かい所でほてりをとってから寝かしつけてあげてください。

【沐浴(もくよく)】

お臍(へそ)の乾かない新生児を、ベビーバス等で入浴させることを、『沐浴(もくよく)と言います。

子どもが不潔だと思われるのは心外ですし、いつもきれいでいさせてあげたい。

そして将来的に不潔な人にならないよう、小さいうちから毎日のお風呂を習慣づけてあげないと…等、いろいろ思いがあり親の立場からすると「毎日お風呂に入れなきゃダメだ」と頑張りがちになります。

実際、新生児の場合には、出産後の入浴指導で「毎日お風呂に入れてあげてください」と言われるため、特に頑張らないと!と考えてしまいます。

これはれっきとした理由があります。

まず、新生児はとても新陳代謝が活発であり、例え冬場であっても、大量の汗や皮脂を分泌しているのです。

また、よだれやうんちやおしっこによる汚れもあり、想像以上に汚れています。

それに、皮膚常在菌と呼ばれる人の皮膚を健康に保つ善玉菌がほとんど存在しません。

また、皮膚そのものがデリケートなため、大人と異なりとてもナイーブなのです。

そのため、毎日の沐浴で清潔に保ってあげる必要があるのです。

この沐浴は、多くの場合、生後1ヵ月ほどまで。

へその緒が完全に取れて乾燥するまでは、親と一緒のお風呂を避け、毎日沐浴をしてあげるようにしましょう。

新生児の赤ちゃんは最近に対する抵抗力が弱いため、大人とお湯を共有するのは控えたほうがよいのです。

そこで、赤ちゃん用のベビーバスを用意し、清潔なお湯で身体を洗ってあげることをおすすめします。

沐浴は、生後1ヵ月程度まで行うものとされています。

1カ月の検診で医師の許可が出て、赤ちゃん自身も大人と一緒に入って嫌がらないようであれば、そのまま通常の入浴に移行して問題ありません。

もしも、赤ちゃんが入浴を嫌がるようであれば、しばらく様子をみつつ、徐々に湯船に慣れさせてあげるのがよいでしょう。

沐浴は通常の入浴と同様に毎日行いますが、1日1回以上でもかまいません。

むしろ、汗をかきやすい夏場などは1日に何度か沐浴を行う方が、肌を常に清潔に保つことができますし、赤ちゃんも気持ちよく過ごすことができます。

●沐浴はいつから?

赤ちゃんが退院した日から毎日行うようにしましょう。

●沐浴はいつまで?

一般的に生後1ヵ月くらいまでとされています。

1ヵ月検診の時に、病院の先生からお風呂に関して何も言われなければ、大人と一緒に入れて大丈夫です。

しかし、あくまでも目安で、生後1ヵ月はまだふにゃふにゃですので、大きな湯船に入ることが大変であれば沐浴を続けても問題ありません。

ママとパパの判断でお世話しやすい方法で大丈夫です。

●沐浴時間はどれくらい?

赤ちゃんは体脂肪が少ないので体温調節がうまくありません。

その上、皮下脂肪が少ないので、大人と比べて冷えやすいので5~10分の間に素早くすることが重要です。

着替えの時間も含め15分ほどが理想です。

沐浴に時間がかかり、お湯の温度が下がって、赤ちゃんの体を冷やしてしまったという失敗は慣れないうちはよくあります。

そんなことを防ぐために、いろいろ前もって準備をしましょう。

●お湯の温度は?

つい赤ちゃんを温めようと高い温度にしてしまうかもしれませんが、38℃前後が適温で、40℃以下の温度になるように注意しましょう。

温度計で確認するほか、必ずママの手で確認してから入れましょう。

●必要なグッズは?

ベビーバス・洗面器・
ガーゼ・沐浴布・バスタオル
ベビーオイルなどの保湿剤・石鹸
ヘアーブラシ・綿棒・湯温計

必要なグッズの他に、
湯上りタオル・洋服・肌着・オムツなども準備しておきましょう。

洋服やオムツは広げて置いておくとタオルで拭いた後、とてもスムーズに着替えをすることができます。

耳掃除や、おへその消毒に使う綿棒もおいておくと、すぐに使えて便利です。

沐浴時、赤ちゃんのお腹にガーゼをかけておいてあげると温もり赤ちゃんが安心します。

また、顔や体を洗うだけでなく、頭の石鹸の泡を流す時のガーゼは大活躍します。

①赤ちゃんを抱っこしましょう

抱きかたは、赤ちゃんの耳にお湯が入るのを防ぐためにママの「左手の親指と中指」で赤ちゃんの両耳を押さえながら手のひらで頭を支えます。

更に、右手の平には赤ちゃんのお尻をのせ、親指で赤ちゃんの左の付け根を軽く押さえ、そのまま抱きか抱えます。

②お湯に入れましょう

赤ちゃんは足からゆっくりをお湯へ入れ、全身が入ったらお尻の手は抜きベビーバスの底へと座らせます。

抜いた右手で沐浴布にお湯をかけ、赤ちゃんが安心するように沐浴布を体になじませてあげましょう。

③目・顔を拭きましょう

ガーゼを指に巻きつけ、洗面器の清潔なお湯につけ搾ります。

赤ちゃんの目を目頭から目尻に向かって拭き、ガーゼの面を変えてお湯で再度すすいだら反対側も同様に拭きます。

次に、ガーゼを再度すすぎ額から目の横へガーゼをずらし、ほっぺ、あごを通るように優しく拭きます。

反対側を拭く際は、再度ガーゼをお湯ですすいで絞ってから同様にふき、最後に耳も拭きましょう。

④頭を洗いましょう

お湯を顔にかけないよう、赤ちゃんの頭を反るように傾けて持ち上げます。

ゆっくりと頭にお湯をかけたら、石鹸を使い泡立てた赤ちゃんの頭を洗います。

この時、爪を立てず指の腹でなでるように優しく洗いましょう。

⑤からだを洗いましょう

身体を洗う手順は「首・脇・手のひら・腕・胸・お腹・足・背中・お股」と顔に近いほうから遠ざかる順に洗っていきます。

お股は一番最後に洗います。

基本的に、泡で洗いすすだガーゼで1カ所ずつ流していきます。

背中を洗う際は、首据わりの前の赤ちゃんのため、ママの腕に腹ばいになるよう、うつぶせにして洗ってあげましょう。

⑥温まってからタオルで拭きましょう

全身洗い終わったら、沐浴布をもう一度しっかりとかけ、お湯で温まってからお風呂を上がります。

上がった後は、用意しておいたタオルに乗せ、包み込んでしっかり水分を除きます

⑦お掃除とお着替え

身体が拭けたら、おへそを軽くお掃除し、ローションやクリームなど全身に塗ってあげましょう。

身体が冷えないうちに速やかにお洋服を着せてあげましょう。

その後、綿棒で耳掃除などをしてあげます。

最後に、髪を整えたら沐浴終了です。

【オススメ絵本】

もりのおふろ(福音館書店)

 

 

 

 

ノンタン あわぷくぷくぷぷぷう(偕成社)

 

 

 

 

 

【天才laboからのメッセージ】
赤ちゃんの入浴は、「手早く短時間で」が鉄則です。

長時間の入浴は、赤ちゃんの肌から水分が多く失われることとともに、大人より体の小さい赤ちゃんはのぼせやすく、ぐったりしてしまいます。

赤ちゃんの入浴は大変ですが、月齢を重ねるにしたがってどんどんラクになっていきます。

親子のスキンシップを図れるよい機会でもありますし、今回の記事のポイントを押さえて、赤ちゃんとのバスタイムをぜひ楽しんでくださいね!