離乳食のおはなし

離乳食を始める大切なポイント

初めての離乳食では量や味、栄養面など気になってしまいがち。

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんの栄養はミルクや母乳から摂りますので、赤ちゃんがスプーンを使って上手にごっくんが出来るようになり、楽しく食事が出来ることが大切なのです。

離乳食前後の3チェック

  • 食欲…どれくらい食べたかメモをしておきましょう。
  • 機嫌・様子…発疹、かゆみ、腫れなど変わった点が見られたらできるだけ早くかかりつけの小児科を受診しましょう。
  • ウンチ…離乳食を食べると便秘になりやすい赤ちゃんもいます。便秘になると食欲がなくなる赤ちゃんもいますので早めに解消してあげることが大切です。

ウンチは色、においが少しずつ変化していきます。

離乳食で食べた人参、ほうれん草の色がウンチに混ざることがありますが驚かないでくださいね。

赤ちゃんの成長に合わせず早くから離乳食を始めてしまうとアトピー、アレルギーを引き起こしてしまう可能性が高くなります。

赤ちゃんの成長は個人差が大きいですよね!

「うちの子はよく食べるから」

「見た目が大きいから」と離乳食を与えすぎるのは注意が必要!!

消化器官の働きはまだまだ未熟なため、早くからの離乳食・離乳食の食べ過ぎが原因で消化器官に負担がかかり過ぎてトラブルを起こしたり、母乳やミルクを飲まなくなって栄養不足になったりすることがありますので十分に注意しましょう。

離乳食の進め方

  • 1回食の間は出来るだけ午前中に進めましょう。
  • 2回食に進むころから、なるべく一緒に食事をとりましょう。
  • 食事・おやつの時間はある程度決めましょう。

1週目

1日目 おも湯1口

2日目 おも湯2口

3日目 おも湯3口→このまま1週間続けてもよいですが、むせたりしないようであれば10倍粥に進んでもよいです。

4日目 10倍粥1口

5日目 10倍粥2口

6日目 10倍粥3口

7日目 10倍粥4口

2・3週目

1日目 10倍粥5口~10口+野菜1品1口(ex.にんじん)

2日目 10倍粥5~10口+野菜1品1口(ex.大根)

3日目 10倍粥5~10口+野菜1品1口(ex.じゃがいも)

4日目 10倍粥5~10口+野菜1品1口(ex.かぶ)

5日目 10倍粥5~10口+野菜1品1口(ex.さつまいも)

6日目 10倍粥5~10口+野菜1品1口(ex.かぼちゃ)

※根菜がベストですが、繊維質やアクが強いものはNGです。

4週目 10倍粥10口~子ども茶碗半分+野菜1品5~10口×1週間

5週間 10倍粥食べるだけ+野菜1品食べるだけ×1週間

6週目 7倍粥食べるだけ+野菜2品食べるだけ×1週間

この頃からドロドロではなく、荒くすり潰したものでも大丈夫です。

7週目 7倍粥食べるだけ+野菜2品食べるだけ×1週間

葉野菜(キャベツ・白菜・ほうれん草などOKです。)

昆布だし・軽く塩を効かせるのもOKです。

8週目 5倍粥食べるだけ+野菜2~3品食べるだけ×1週間

  • 順調であれば2回食に進みます。
  • 子ども茶碗に8分目食べられるならOKです。
  • 食が細いお子さまには無理に2回食には進まず、様子をみましょう。
  • 8週目頃からは野菜をブロック状にし、固さはお母さまが指で挟んで少し力を加えると潰れる位がよいです。
  • 2回食をスタートし、順調であれば様子をみながら3回食を始めましょう。
  • 3回食に入る頃には植物性タンパク質も始めましょう。

 

植物性タンパク質を始めます。(おすすめは1歳以降)

  • 絹豆腐をスプーン1口大ご用意ください。
  • 必ず火を通していただき、人肌に冷めたお豆腐を1口与えます。
  • 何かあってもすぐに病院へ向かえるよう、必ず朝食時か昼食時に試してください。
  • 1口与えた後、3日間空け、4日目に1口与えます。(初めて口にする食材の1口目はこの方法で進めます。)
  • お肌やウンチに異常がなければ、植物性タンパク質はクリアです。
  • 大豆・お豆腐・お味噌・納豆など、すすめましょう!

小麦を始めます。

うどん・そうめん→お豆腐と同じく、1口与えて3日あけ、また1口

問題なければスタートしましょう。

動物性タンパク質を始めます。(おすすめは1歳6ヶ月以降)

白身魚を始めます。

お豆腐と同じ進め方でお願いします。

→白身魚…しらす・たら・カレイ・ホッケ・鮭・鯛・キス・いさき・スズキ・かます・太刀魚・サヨリ・カワハギなど

ウナギ・穴子は白身魚ですが、小骨が多いので特に急ぐ必要はありません。

青魚は3歳以降がおすすめです!

お肉を始めます。(おすすめは2歳以降)

順序は次の通り…鶏肉→豚肉→牛肉

こちらも、お豆腐と同じ進め方でお願いします。

鶏肉から豚肉、豚肉から牛肉に進む際は1ヶ月単位で進めましょう。

乳製品を始めます。(おすすめは2歳頃)

まずは、お料理に牛乳を加えてすすめましょう。

こちらも、お豆腐と同じ進め方でお願いします。

問題なければ、牛乳・チーズ・ヨーグルト・バターなどOKです。

たまごを始めます。(おすすめは2歳半以降)

卵黄から始めます。固ゆでした卵黄を1口

こちらも、お豆腐と同じ進め方でお願いします。

卵白は卵黄から半月以上あけて、同様に進めます。果物 2回食くらいまで進めばスタートできますが、果物は甘カロリーも高いので、他のものを食べなくなる可能性もあります。

お粥やお野菜がある程度食べられるようになってから量を決めて与えるのがおすすめです。

キウイフルーツ・パイナップル・オレンジ・マンゴーなど南国産のフルーツは乳幼児には少し強すぎるといわれていますのでおすすめしておりません。できましたら国産の果物をおすすめしています。

その他に注意のいる食材

貝・イカ・エビ・タコ・カニ…3歳以降

揚げ物…衣を取り除いて2歳以降

カレーライス…3歳以降

はちみつ…3歳以降

水分補給は?

水分補給は母乳やミルクで十分補うことができていますが、大人に比べて汗の量が違いますので、水分補給のタイミングに気をつけましょう。

夏場など喉が渇きやすい時期に、母乳やミルクを飲まないときは湯冷ましを与えてあげましょう。

【水分補給のタイミング】

寝起き、お風呂上り、外出時、外遊び、夏場はこまめに!

こちらはあくまで目安です。必ずこの通りに進めなければいけないというものではありません!

お子さまの食欲にムラがあるのも当たり前のことと考えて、あせらず、ゆっくりとお子さまの成長を楽しみながら進めてくださいね!離乳食をあまり食べない赤ちゃんへの対策

  • ママやパパと一緒に食べてみましょう。

一人の食事って寂しいと感じることありませんか?

赤ちゃんもそう感じているかもしれません。

ママも一緒に食事をし「おいしいね。」「楽しいね。」と語りながら食べさせてみましょう。時々、ママのお椀からすくうマネをして食べさせてあげてください。

お休みの日はパパも揃って食事ができるといいですね。

食べさせることで精いっぱい。同時に行うのは大変かもしれませんが、赤ちゃんにとって楽しい時間となり、思いのほか食が進む子も多いですよ。

離乳食前の授乳やミルクの調整

午前中に食べさせている場合

朝起きた時に授乳またはミルクの3~4時間後に離乳食をあげる。

時間をあけるのが難しい場合は、朝起きた時の母乳・ミルクの量を少なめにしてみましょう。

飲みすぎてお腹いっぱいでもあまり食べてくれない。

あまりお腹が空き過ぎても泣いて食べれなくなることもあります。

食べさせる時間を変えてみる

同じ時間帯に食べさせるのが理想ですが、始めたばかりの頃はリズムが出来ていなくても仕方ありません。

赤ちゃんの機嫌のよい時間帯を選んでみるのもいいですね。

病院が開いていない夜は万が一アレルギー症状が出た場合に病院へ行けませんのでおすすめできませんが、食物アレルギー症状は食後数分~20分程度の間に発症していきます。

遅くとも2時間以内に発症することが多いのでお昼過ぎに離乳食を与えても大丈夫です。

いろいろ試してみて赤ちゃんの食べやすい時間帯を見つけてあげましょう。

固さや舌触りを確認しましょう

離乳食の固さや舌触り・触感が月齢にあったものになっているか確認してみましょう。

固すぎると食べてくれない可能性もあります。食材の固さはヨーグルト程度が目安です。

舌触りにも気をつけてあげましょう。裏ごしをしてお湯でのばしてあげると舌触りが随分よくなります。

また、離乳食が進むにつれての野菜や魚などは水溶き片栗粉などでとろみがついていると赤ちゃんが食べやすくなることもありますので試してみましょう。

昆布だしや野菜スープを使ってみましょう。

今まで食べていた食材を食べない

離乳食が進むにつれて、今まで食べていた食材をどうしても食べないという場合は昆布だしや野菜スープを使ってみるのもよいでしょう。

始めの頃の離乳食には味付けは不要ですが、どうしてもの時は利用してみましょう。

ただ大人が使う昆布だし・野菜スープには塩分や添加物が含まれていることが多いので、手作りか赤ちゃん用を使いましょう。

・赤ちゃんの1口は大人の3口ぐらいです。

食べる練習なので1口で十分ですよ!

・苦手な食材はお粥に混ぜてあげると食べやすくなりますよ!

・離乳食の楽しさを教えてあげましょう!

食べることの楽しさを伝えるために絵本を読んであげるのもよいです!

天才児laboからのおすすめ絵本

・ノンタン もぐもぐ(偕成社)

「ノンタン もぐ...」の画像検索結果

・くだもの(福音館書店)

「くだもの(福音...」の画像検索結果

・おさじさん(童心社)

「おさじさん(童...」の画像検索結果

今までにあった相談

お母さまはアレルギーなどの観点から1歳頃からの離乳食スタートを予定されていましたが、おばあさまやまわりの方に5カ月頃からの離乳食をすすめられてお困りになっていました。

今は、育児、アレルギー関連のものなど本やテレビやインターネットでいろいろな情報を得ることができます。

ただ、一番大切なのはその情報の中からお子さまに合った情報・正しい情報を見極めるお母さま自身。

どうするかの判断はお母さまがされるべき。

と、お話をさせてただいた上で、それでまわりとの関係がギクシャクしてしまうのはお母さまにとってストレスになり育児全体が良い方向へ向かわなくなってしまいます。

ですので、「これはこうでないとダメ!」

というのでなく、いろいろな情報の”いいとこ取り”で柔軟に対応していただくこともお話しさせていただきました。

結果、9ヶ月頃からアレルギーになりにくい食材を使い、のんびり離乳食を進めていかれ、おばあさまとの関係も悪くならずにおさまったようです。

【よくある質問】

「立ったり座ったりと動き回り、完食に1時間かかる」

とご相談がありました。

お母様としては食べさせなければいけないと、焦る気持ちがありますが、座って食べる!食べ物で遊ばない!というのも確かに大切です。

この時期は食べることを”楽しい”と感じることも必要ですよね!

ですが、そればかり言ってられないのも現実。

『時間がきたらごちそうさまルール』

時間を決め、その時間内で。

その時間が過ぎたら片づける。

後々「お腹が空いた~。」となるでしょう…。

きっとなるでしょう…。

その時は、先ほど片づけた食事を出し、そして、「いただきます」の時間にきちんと食べないといけないことを話しましょう。

空腹の状態で食事をしていますか?

食事より気になる事がある状態で食事していませんか?

月齢が進むにつれて運動量も増えてくるので、食事の量は変化していきます。

お腹を空かせるために身体を動かしましょう!

少しの味付けをしましょう!

食べないなら食べないで諦める。

こちらも意識してみてください。