3才までの子どもを塾や教室に入れると逆効果に?

【良いと思ったことが裏目に】

我が子のために。

と思って熱心にやってみたことが、効果がないどころか逆効果を生み出してしまったら悲しいですね。

今回は、そんなお話しです。

乳幼児期に塾や教室に通うことが、お子さまに過剰なストレスを生み、自主性の無い受け身の子どもに育つことがあるということをご存知でしょうか?

塾や教室そのものが問題ではなく、その背後にある原因を解説していきたいと思います。

【他の子どもとの比較の弊害が強すぎて・・・】

乳幼児期に塾や幼児教室に通わせることによって、そこで得られる学習効果よりも、もっと強いものをお母さんは、持ち帰ってきてしまいます。

それは、自分の子供と他人とを比較して生じる「焦り」です。

幼児期の場合、同じ年齢でも4月生まれの子どもと12月生まれの子どもでは能力に大きな差があるように見えてしまいます。

ことばの発語に関しても口の機能の発達に多少の個人差があるし、運動能力の発達にも個人差があります。

そういうことを頭では理解していても、実際に同じ年齢の子どもがいる中で、自分の子どもが少しでも遅れを取っているのを目の当たりにしたとき、お母さんには「〇〇ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」という「焦り」の感情が芽生えてきてしまいます。

これが自分の子どもに「伝染」したときから、せっかく高いお金を払って塾や教室に通っていることが逆効果になっていく可能性が出てきます。

【知識を身につけるよりも重要な自己肯定感】

「自分は大切な存在・価値ある存在だ」と思う心が、子どもを生き生きとさせ、その子を自分らしく育てていきます。

ですが「比べる」ことをされ続けると自己肯定感が低い子供になってしまいます。

「〇〇ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」

「人と比べて何か言われた時」、さすがに「やる気」や「向上心」が損なわれるのは容易に想像がつくと思います。

これが繰り返されると成長過程の伸び盛りの子供の思考がストップしてしまうのです。

そのうち、子供は自分を価値のないものと判断して劣等感を持ってしまいます。

基本的に劣等感を持ってしまうと、何事にも消極的になってしまい「だって、どうせできないんだから」と心のロックを自然に作り上げていってしまいます。

自己肯定感が低い子供になって欲しいと思う親なんていないはずなのに、他の子どもと比べることが容易にできる環境になると、自己肯定感が低い子供を無意識のうちに育ててしまうのです。

子どもの自己肯定感を低くしてしまう「比べる」に要注意です。

【他人と比べることでしか幸福感を得られない体質になるのが危険】

日頃から、親が他人の子と比較するような発言をしていると子供も他人と比べることでしか幸福感を得られなくなってしまいます。

誰かよりできた!誰かよりできなかった!と、常に他人と比較され続けることで、自分の幸せの価値観の基準が、どこにあるのかよくわからなくなります。

他人との比較によるものに幸せの基準が置かれるようになると、心が不安定になってきます。

他人よりできないことが増えてくると劣等感ばかり抱えてしまうからです。

他人と比較しても良いことは一切ないのだ!

と親がしっかり理解して、子どもに対する発言には注意しましょう。

他の子どもとの比較は、子どもだけでなく親自身にも悪影響を及ぼします。

他人の子供と自分の子どもを比べてばかりいると、自分の幸せがどこにあるのか全くわからなくなってしまいます。

他の子はできるのに・・・となった時、子どもの成長は、楽しみよりも不安や心配に変わります。

価値観と言うのは個々で違うものですから、それぞれが違って当たり前。

もし、この比較思考に入ってしまったら、子どもの個性もそれぞれのものだと認識して、他人の子との比較を止めないといけません。

比較していると自分の幸せの基準すらどこにあるのか本当にわからなくなってきます。

【比べるなら過去の本人と!】

比べるなら過去の本人と比較するようにしましょう!

以前はできなかった事が、成長と共に出来る事が、どんどん増えていくので結果、子どもを褒めることに繋がっていきます。

褒めてあげると子供は自信につながります。

自己肯定感が低くなるどころか、みるみる高くなっていきます。

そういう育て方をしてあげると子供は自分自身で才能を伸ばしていくようになり、他人の子を気にすることなく、どんどん伸びていけるでしょう。

子供の成長において親がうれしかった瞬間は、初めて子供が何かを出来た時です。

歩いたり、「ママ」と呼ばれたり。【塾や教室そのものが悪いというわけではなくて】

子供の成長に伴い、環境が学校などの集団生活が多くなるにつれて、意識しなくても、他人と比較する。比較せざるを得ない。ということが増えてきます。

歳がいくにつれて、子どもは他者との比較に必然的にさらされていきます。

それをふまえて、乳幼児のうちは外部の過度なストレスを与えることなく、親の元で過ごした方が良いのかな。と思います。

乳幼児のうちは、他人と比較することで客観的な判断になる場合があまりなく、比較して叱ったり、がっかりするようなことは、子供にとってはマイナスにしかならないので気をつけましょう。

【天才LABOからのメッセージ】

今回のテーマは塾や教室の批判ではありません。念のため。

『隣の芝は、青く見える』この親の心境に抑圧されて、子どもが自己肯定感を喪失して消極的な性格が形成されていくケースがものすごく多いことを指摘したかったのです。

比較が好きな親の性格が負けず嫌いだったりすると、もう大変です。

子どもに他者との比較を強要して、子どもが萎縮してしまい、才能の芽が閉じていってしまうのをよく見ます。

幼児期は、発達の個人差がわかりやすく、違いが大きく見えるため、一喜一憂しがちですが、歳が経つにつれて基本的な能力は平準化されていきます。

成長するにつれて、人間的に本当に重要になってくるポイントは、子どもが自分自身で心から「やればできる」と思い、自主的に物事に取り組むことができるようになれるかどうかなのです

連日、「なんでできないの!」的に親から自己肯定感を下げられ続けると、子どもは「どうせ無理だから」と当然の事ながら無気力な性格になっていきます。

自分の子どもが、他の子どもより何か少し遅れをとっていたとしても、焦らずに見守ってあげてください。

いつも励ましてくれて自己肯定感を高めてくれる親ほど、子どもにとって貴重な存在はないのです。